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くしろ湿原ノロッコ号・釧路川編 (Vol.4 最終回)
 Norokko Train in Summer.(2:44seconds)


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 【あとがき】
 
 ちょっとお茶目なノロッコ号の終点は塘路駅です。
停車中のノロッコ号に小さな男の子が話し掛けます。

 「なぜ人間は自然を保護しなければいけないの?」

少し考えてからノロッコ号は男の子に答えます。

 「人間が自然を保護しているんじゃなくて、自然が人間を
 保護しているんだよ。だからね、人間は自然を保護しなきゃ
 いけないんだよ。」


 タンチョウの生息地としても知られる釧路湿原が乾燥化して
急速に縮小しています。何故なら、それ程遠くない昔に、
牧草地を造る為に釧路川の直線化工事をして水はけを良く
したからです。

 「何て乱暴な事をしたんだ!」と非難することは簡単です。
しかし、昭和の時代の高度経済成長期には”自然なんて
無用の長物”でしかないと日本中の皆がその様に信じて
いたのですから・・・。 言い換えれば、”大きいことは良い事だ”
に代表されたあの時代の多くの犠牲によって、今の私たちの
生活が成り立っているのです。
 しかし、今私たちは多くの自然を失ってようやく気付いたのです。

 
『今日の近代工業文明は、地球の環境システムに全く
 マッチしていない』
アルバート・ゴア)と言う事に。

 今、釧路湿原の乾燥化を食い止める為、直線化された
釧路川を再び蛇行させる工事が始まりました。しかし問題は
それ程単純ではないようです。何故ならジョン・ミューア
(近代自然保護運動の父で1892年シエラクラブ創設者)が
述べるように、『何かをそれだけ拾い上げようとしても、かならず
宇宙の他のすべてのものとつながっている』
からです。

 
この工事で本当に釧路湿原の環境が回復出来るのでしょうか?
私たちは自然の事をどれだけ知っているのでしょうか?
そして、自然や野生動物の事を本当に正しく理解
しているのでしょうか?

 『問題は、無知なことではない。間違って知っていることが
 問題なのだ』
(元ニューヨーク・ヤンキース監督ヨギ・ベラ)

 
そこで私たちは悩み、途方に暮れ、そして立ち止まります。
しかも、問題は釧路湿原だけではないのです。「あなたの町は
どうですか?」 そして更に、問題は国内だけではないのです。

 『日本の環境破壊の最前線は日本国内には無い。』
 
(フリッチョフ・カプラ/アーネスト・カレンバック著
 
 「ディープエコロジー・持続可能な未来に向けて」より) 

 そこで私たちは再び悩み、途方に暮れ、そして立ち止まります。
「一体何が出来るのか・・・」 それは小さな事かも知れません。
例えば、素敵なアクセサリーを身につける様に「環境意識
(Environmental Conscious)」
も身につける。ノロッコ号が
本当に伝えたかった事はこの事だったのかもしれません・・・・・。

『我々は人間の常識に縄を掛けて引っ張り出す必要がある。
雨は木と花とをもたらしてくれる。早魃(かんばつ)はこの世に
割れ目と裂け目をもたらす。
湖と川は人間を生存させてくれる。
その水は地球の血管を流れて人間の血管へ流れ込む。

我々は水がやってきたと同じくらいきれいな状態で流し戻すように
注意しなければならないし、将来を考え水を汚し無駄に
使ってはならない。』
(アルバート・ゴア著 「地球の掟
Earth in the balance」より) 

 ノロッコ号と友達になった小さな男の子が他の子に
話し掛けます。

 「なぜ人間は自然を保護しなきゃいけないか知ってる?」



Director of  Kushiro.com TV

 【謝辞】
   いつも安全運行のJR北海道釧路支社様、
   NEC ビッグローブ様、また掲載していただいた
   多くの皆様や温かい感想をお送りいただいた皆様
   に感謝申し上げます。

【解説】
 湿原の無人駅を出発するノロッコ号。釧路川を横目に終点の塘路駅を
目指します。釧路湿原国立公園の短い夏が終わります。


Back Number くしろ湿原ノロッコ号 Vol.1 Vol.2 Vol.3 Vol.4

撮影:北海道釧路湿原。釧網線 釧路湿原駅ー塘路駅間。
釧路湿原ノロッコ号 機関車重量 65トン
              最高速度 85km/h
             製造初年度 昭和44年
             本名 機関車DE10


次回予告:Kushiro.com TVの超高感度カメラが撮影した
野生動物の神秘。 インターネット世界初公開!

【前回までのあらすじと今回の脚本!】

 
北海道東海岸の好感度No.1企業、JR釧路支社がお贈りする
ローテク列車の集大成"ノロッコ号"。 ある時は「くしろ湿原ノロッコ号」、
ある時は「紅葉ノロッコ号」となり、手を変え品を変えて世に送り出す
ドル箱路線。 しかしその正体は”機関車DE10”。 しかも最高速度
85km/hを誇り、そのマーケティング手法は世界の鉄道会社も一目置く。

 ところが、ど〜考えても特急料金を設定できないと言うビジネスモデル
崩壊の危機に直面。 それを知ったノロッコ号の心の中で何かが
音を立てて崩れ去っていくのであった・・・。

 しかし、転んでもタダでは起きないノロッコ号。車内限定販売の
”ノロッコせんべい”、”ノロッコ・キーホルダー”、”ノロッコ・チョロQ”
などのプレミアムグッズが大好評! お宝グッズ販売と言う新しい
ビジネスモデルを確立。ついでに”ノロッコ・ワイン”まで販売し
世界のソムリエをあっ!と言わせる。仕舞には”ノロッコ号の歌”まで
つくりもはや独走状態。

 しかし、ノロッコ号にとってお宝グッズ販売など取るに足らない
事なのである。その本心は発展”過剰”国のわが国と自然環境保護とが
どうあるべきかを私達一人一人に問い掛けているのである。

(脚本: XO・ジャン) --上記脚本はフィクションです!--

【出演】 くしろ湿原ノロッコ号 → 機関車DE10
     ノロッコ号を自転車で追い抜く少年(Vol.1) → どっかの誰か
     細岡展望台の観光客(Vol.3) → 観光客の皆さま
【脚本】 XO・ジャン
【企画】 kushiro.com TV
【撮影】 くしろドットコム・ピクチャーズ
【技術】 くしろドットコム・ローテクメディア研究所
【制作・著作】 くしろドットコムジャパン事務局

ノロッコ号は2003年は4月26日から11月3日まで釧網(せんもう)線
(釧路−塘路、または川湯温泉)で運行されました。
釧路〜釧路湿原:片道350円、釧路〜塘路:片道530円。
1989年より運行され今年で15周年です。
尚、普通列車は通年運行しております。
ノロッコ号の運行時刻例
釧路発→東釧路→釧路湿原→細岡塘路着
10:58       11:04      11:22      11:26   11:40


(2003.12.9




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